帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

腹上死したら生まれ変わってタイ人に 5話

生産機械メーカー【TKテクニカ】のタイ法人に勤務するユウイチはタイに赴任して15年の43歳独身。
いつものように下請けに接待されて泥酔し、ゴーゴー嬢をホテルに連れ込んだが、行為の最中に突然死してしまう。
目覚めたとき、何故かタイ人になっていた。
 
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第5話 オイウェン

 
 
オイウェンは同じクラスの女子生徒。
数か月前にオイウェンの方から告白されて以来付き合っている。

オイウェンというのはニックネームだ。
本名はパリチャートというのだが、クラスの誰もが彼女の事をオイウェンと呼ぶ。



オイウェンの【オイ】はサトウキビのこと。 

タイの田舎では女の子のニックネームの中では「オイ」が非常に多い。

同じ集落では同年代同士でニックネーム同士が被らないようにある程度の配慮はしている。
しかし中学校となると周辺のいくつもの集落から生徒が集まるため、どこのクラス内にも「オイ」というニックネームの女子生徒が数人集まる。

クラス内で同じニックネームだと紛らわしいのでニックネームを変える場合が多い。
変えるといっても元々のニックネームである「オイ」に加えて身体的特徴や特徴のある行動や性格を元にニックネームが変化する。


オイウェンも同様に中学に入学してから、眼鏡(ウェン)をかけた「オイ」なので【オイウェン】と呼ばれている。

他にも 

オイオワン(太ったオイ) 
オイダム(黒いオイ)

などがあり、それでいて引き続き中学でも「オイ」と呼ばれるのは活発でリーダー格の少女であることが多い。
 
 
 
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俺の彼女のオイウェンは、薄いピンク色のフレームの眼鏡をかけ、長い髪の毛を左右に分けて三つ編みにした少し大人しい少女だ。

クラスの他の女子に比べて飛びぬけて可愛いわけでは無い。
クラスの平均的な容姿のであっても中身がおじさんであるアットにとって、
この年齢の少女が自分を慕ってそばにいる事実だけでも興奮して勃起してしまう。
 
 

ユウイチが転生して憑依する前のアットが以前から強く望んでいた、オイウェンとのセックスを実現しなければならない。

中学生であるアットだからこそ、中学生のオイウェンと合意の上のセックスは合法だ。合法的に女子中学生とセックスできるのは今を置いて無い。
 
合法かどうかは意見が分かれるとしても、他のみんなは結構経験しているらしい。
 

どうすればセックス出来るか悩んだ結果、タイ人女子中学生の気持ちなど日本人中年オヤジには理解できない。
同じクラスの親しい友人に相談してみた。


 

「アット!おまえまだオイウェンとセックスしてないのか? 普通はみんなしてるぞ」

 

「・・・え。そうか?」
 

「オイウェンだって前に付き合っていた上級生とは絶対セックスしてたはずだし」


そうか。オイウェンは処女じゃないのか。
なら簡単にさせてくれるはず!

 

「どうしたらセックスさせてくれるんだ?」



「とにかく優しくするんだ。そして【セックスさせてください】と何回もお願いする。」
 


「そんな直接的なお願いって嫌われないか?」


「おまえ馬鹿か? 【セックスさせてください】ってはっきりお願いしてないのに相手の女からセックスさせてあげるなんて言うわけないだろ?」
 
「会うたびに【セックスさせてください】とお願いして、断られたらあっさりと引く。それから相手を誉めたりやさしくして、日を改めてまたお願いするんだ」
 
「分かった。頑張ってみる。」
 
 
  
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学校の帰り道。


友人のアドバイス通りに、勇気を出してオイウェンにお願いしてみる。
 

「あのー オイウェン。今日は可愛いね。お願いだからセックスさせて」


「だーめ!アットのエッチ!」
 
 
拒否はされたけど嫌われた感は全く無い。
その後も避けられる雰囲気も無い。
 
普通は女子中学生にセックスを要求する男は
『ロークチット(基地外)』と言われて通報される。
 
基地外と言われなくても
『ラモック(スケベ)』と言われて嫌われる。
 
しかしオイウェンが言ったのは『タルン(エッチ)』。
 
 
嫌われた感が全くない返答。

手を握っても良いか?ぐらいのノリでセックスを要求しても「まだダ~メ!」
ぐらいの返答だ。
 
嫌われてない。
変に警戒されていない。

こんな感じを続ければいいのか?

 

 
これから頑張ってオイウェンに優しくしよう!
そして毎日「セックスさせて下さい!」とお願いしよう。