安定した収入を求めて日本に帰国した中年オヤジの末路2
「わんわんさん!機械から煙が出ているのにどうして停止しないんですか!
機械に異常があったらすぐに止めないとだめでしょ!」
20歳ほど年下の同僚社員に怒られるわんわん。
俺が操作を任されている機械からゴムの焼ける異臭がしたことはすぐに気づいた。しかしどうしたものかとあたふたしていると、ついにモクモクと真っ黒な煙が機械から出たことに気づいて駆け付けた同僚に言われた言葉だった。
機械に異常があったことは鈍感な俺でもさすがに認識している。しかし異常の対処が電源を止めることだとは思い至らなかった。「機械をよく見ておけ」とは言われたが「異臭がしたらすぐに停止させろ」とは指示されていない。
よく考えれば停止ボタンを押すだけなのだが、老いによる反射神経の低下と海外ボケで適切な判断が出来ないでいる。
現在もらっている給料に見合う働きが出来ていないことは理解しつつも、こんなわんわんでも能力以上の給料を払ってくれる会社を居心地が悪いだけで辞めるわけにはいかない。
「すみません。次からは機械をすぐに停止させます。」
若造のこんな言い方に対しても素直に謝るわんわんであった。
十数年暮らしたタイから日本に帰国してもうすぐ4年。
ブランドのバックがほしいと毎日のように要求する妻と、4年たっても未だに日本語が不自由な子供を養うため都市部の会社に再度転勤した。
前の会社より給料は少し増えたが、毎日毎日上司や取引先に怒鳴られながらの肉体労働は非常にキツイ。
心労と疲労によって食が進まず転職直後から20kg近く痩せた。
健康的に痩せたというより、筋肉も一緒に衰えて体はいつまでも重い。
急激に痩せたためパンパンだった顔が急に萎んだため皺の目立つジジイ顔になった。
以前の【デブロリコン中年オヤジ】から退化して【チョイデブ初老(ロリコン気味)】となった。
自他ともに認める正式なロリコンからロリコン気味にクラスダウンしたのはオナネタを探すための画像検索ワードがかつての【エロ写メ中学生】から【乳揉み動画】とか【貧乳】などに変化として現れている。
わんわんはもう自信を持ってロリコンとは名乗れない。
オナニーの最中に娘の顔が浮かんでオナニーを中断させることが多くなった。
わんわんは家族のために家族と離れて狭くて寒い宿舎に寝起きしながら今日も働く。
会社の利益に貢献しているとは言えないがなんとなく忙しく働いている。
コロナ禍を乗り越えてバンコクの歓楽街が復活しつつあると聞いてタイに戻りたい今日この頃ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
現在彼が勤める会社が海外進出を計画していると聞いたので詳しく聞いてみると対象がインドであった。
臭いインド人女性(個人の意見です)とセックスする気にはなれないが、日本よりはマシだと思い海外進出の際には駐在員に立候補した彼であったが人事部から返って来たコメントは「まず指示されたことをきっちり出来るようになってください。」だった。
こんな彼に明るいバービア生活が訪れるのであろうか。
近況報告も含めて更新してみました。
こんな放置されたブログを見ていただいている方々に感謝いたします。