帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

腹上死して生まれ変わってタイ人に91話

機械製造会社の駐在員ユウイチは泥酔しながらも若いゴーゴー嬢をホテルに連れ込み行為の最中に突然死してしまう。

死んだはずのユウイチは目覚めたとき、タイ人中学生の【アット】になっていた。
コンケン大学を卒業したアットは前世で勤務していた会社に入社する。

第1話はこちらから
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第91話 日本移籍後の生活



2003年12月。
日本では研修を受けるつもりで来たが、突然本社採用の社員という待遇に変わったアットは引き続き千葉工場で働いている。


千葉工場には2000人ほどの人が働いているが、下請けやオペレーター採用者、派遣、アルバイトなどが大多数で、本社採用の総合職社員は全労働者の10%程度の200人だけ。

しかも総合職社員の多くは設計や営業・購買などのオフィスエリアに多いので、実際に製造現場にいる社員は30人に満たない。

なので待遇が変わってからは1つの製造ラインを任されて、ライン内の人員配置も含めて作業全体を管理・監督する立場になった。

仕事は大変になったが、給料が4倍になったのでどんな苦労でも出来る気がする。
特に今月は冬のボーナスが振り込まれモチベーションが高くなった。



タイにいた頃のボーナスは12月に基本給1~2か月の支給が1回のみ。

俺は他のタイ人に比べて給料は30,000バーツと高かったが、給料の総支給の中には12,000バーツの日本語手当が含まれているのでボーナスの額としては、30,000バーツに満たないのでボーナスをもらったというインパクトは少なかった。

しかし今回のボーナスの額は大台に乗っており、銀行の残高が一気に増えた。

前世では高級車を買ったり、キャバクラに行くなどすぐに無くなっていたが、今はお金を使うことが少ない。


いつタイに戻るか分からないのに自動車を買う気になれないので
風俗店に行こうと思う。



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出てきたのは明らかに30過ぎのババアだった。

入り口で選んだのは・・・確か25歳のマロンちゃんだったはずだ。


おまえのどこがマロンちゃんなのか。

おまえにマロン的要素はどこを探しても無い。

その汚い茶髪がマロン色なのか?

汚い茶髪の根元から見える黒い髪のコントラストが栗の渋皮のまだら感だと言えなくもないが。



完全にハズレの風俗嬢を引いたので消化試合だと思って適当におっぱいを揉んでると、「どうして下は舐めないの? 舐めて良いよ」
などと言ってきた。

誰がババアの汚いマンコを舐めるか!

変な病気をもらうか腹を下す気がするわ!


「いえ。あまりそこを舐めたりする方じゃ無いので。」


ヌーイとした1回限りのセックスの時は舐めまわしたが、お前のはお断りだ。


結局萎えてしまい最後までいかなかった。



それ以来アットはマロンちゃんのような風俗嬢に当たるのが嫌で日本の風俗店に行くことは無かった。

給料が大幅に上昇したアットだが、ほとんど金を使わない生活が続くようになった。




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