帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

とあるタイのNPO法人

タイの街角で寄付を募る活動は結構見かける。学生の募金活動ではなくNPO団体として犬の保護や、遺児の教育支援などの募金活動は多い。

タイ語で非営利活動法人(NPO法人)のことを มูลนิธิ (ムーラニティ)と言う。タイのムーラニティの定義は営利・非営利に関係なく寄付によって運営されている法人であり、日本語に訳す場合はNPO法人ではなく財団と訳されることが多い。


かなり前の話になるが、フランス系でスラムに住む貧困タイ人に家を建ててあげる活動をしているNPO法人バンコク事務所に秘書として勤める20代のタイ人女性に話を聞いたことがある。


彼女の役職はNPO法人副代表であるフランス人の第3秘書
第3秘書なんて国会議員か大手企業の社長並みであるが、彼女の話ではそのNPO法人の構成員は10名足らずで、フランス人は代表と副代表の2名である。

彼女の主な仕事は副代表の航空券手配やその他の事務仕事であり、事務所はエンポリアム内に構えているとのこと。




フランス人副代表の第1秘書は副代表と私生活も含めて常に行動を共にしている女性であり、第2秘書は第1秘書の親戚の女性らしい。ちなみに第2秘書はムクダハーンに滞在中で、

一度も会社には出勤したことは無い

らしい。

副代表は本国での寄付集めに忙しく、バンコクに滞在しオフィスに出勤するのは毎月1週間未満だそうだ。





彼女の現在の職場での不満は、タイの大学で学んだフランス語を活かせる相手であるNPO法人の代表や副代表がオフィスをほとんど不在にしており、折角のフランス語を活かせない点である。



業務連絡については第3秘書が第1秘書にタイ語で説明し、第1秘書自らが副代表に英語交じりのタイ語で伝えるそうだ。
込み入った内容などは第1秘書の許しを得て直接フランス語で説明することもあるが、フランス語で楽し気に副代表と会話をすれば

第一秘書がキレて怒鳴りだす

ため直接話しかけたり、部屋で二人きりにならないよういつも注意が必要だそうだ。



このNPO法人が家を建てる主な場所は

第1秘書の田舎のムクダハーン県

だそうだ。





このような社内の関係はNPO法人に関わらず多いのがタイだ。
これは想像であるが副代表と第一秘書は、イチャイチャしているか喧嘩しているか、常にどちらかであろう。



このように非営利団体といえども代表者の融通が利くと知ってからは街のNPO法人系の寄付集めに俺は一切寄付しないことに決めた。
特に犬を保護する関係の寄付集めは勧誘がしつこいので何かあるかも?と思うのは俺だけでは無いだろう。


犬の保護の寄付の勧誘員は自分が獲得した寄付金の何割かがコミッションとしてもらえるのでは?と思うほど熱心に勧誘しているように見える。※個人の意見です。



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