日本で携帯電話を買う1
昨日は日曜日で仕事が休みだったので一人寂しく繁華街に買い物に行ってきた。
中年ロリコンオヤジらしく家で引きこもってジュニアアイドルの水着動画を見ながら酒でも飲んでいれば良いのだが、日本でこれから使う携帯電話を買いに行く必要があったので仕方なく繁華街に行くことになった。
昔の商店街に比べて全体的に活気が無くなっているが、何故か携帯ショップだけは賑やかである。
AUショップの店舗面積に対する従業員率が半端なく、狭い店舗には10名以上の店員がいると思われ、俺は入店と同時に店員に声をかけられた。
省力化、セルフサービス化で従業員がだんだん減ってきた最近の日本では違和感のある場所だ。
俺は店員に新規加入だと告げたのに、どちらの会社から乗り換えですかとか今までどのキャリアを使っていたかしつこく聞かれた。
中年オヤジが全くの新規に携帯電話に加入するのは珍しいようだ。
とりあえず月々の料金を見積もってもらった。
・5分以内の通話がかけ放題
・月間のデータ使用量が3GB
・iPhon SEの64GBを新規購入して2年間の料金に分割上乗せ
以上の条件で毎月6,190円。2年間の合計金額は297,120円。
嫁が日本に来たら2台必要なのでさらに倍の毎月12,380円(2年間で約60万円)。
なんか高い。
さらに店員はアップグレードプログラム(携帯買い替え)やスマートパスやらピタットプランなど次々と勧めてくる。
店員の言いなりのプランを選択すると毎月の基本料金が1万円超えは間違い無いので途中で退店した。
大手キャリアは高そうだし、携帯電話を定価で分割で買わされるのも馬鹿馬鹿しいと思って、次は携帯電話本体は自分で買って格安SIMに加入しようとiPhoneSEの本体だけ販売しているところを探してみたが
無かった。(あるかもしれないけど)
電気屋で聞いてみると、(しつこくどこかのキャリアに加入して分割払いで携帯電話機種購入を勧められた)iPhoneSEの本体だけ販売しているところは中古ショップしか無いらしい。
結局、iPhoneSEの本体を中古で購入した。
その購入した中古携帯電話を持って格安SIMでも大手のmineo(マイネオ)のショップの窓口に行ったら
中古で購入した携帯電話では
・動作保証しない
・初期セッティングサービスをしない
・中古携帯電話を買って持ってくる人はいない
などと散々言われた挙句に、俺のデビットカードでは加入受付出来ないのでクレジットカードを作ってから出直して来いと言われた。
前置きが長くなったが、日本では携帯電話本体を購入してから通話キャリアを選んだり、SIMを入れないで自宅のWIFI環境でのみ携帯を使用する選択肢を採用しづらい環境にある。
携帯ショップを訪れた客に出来るだけ高額で無駄なプランを契約させることで収益を挙げるビジネスモデルなのだ。
こんなの絶対おかしいと思うが、大手キャリアの携帯ショップで高額な料金プランに入って24回払いで本体を購入することを2年毎に繰り返すのが現在の日本で言う「普通の人」で、自分で携帯電話を購入した者は異端扱いされている。
この話を車に置き換えると
日本石油のガソリンしか使用出来ない車を、毎月何キロ走ろうと定額ガソリン代(しかし契約走行距離を超えた分は追加課金)+強制24回払いローンの定価購入で購入させられるようなものだ。
大手キャリアはこの囲い込みシステムで儲かって仕方がないだろうが、間違いなく日本の方がおかしいと思う。