タイ沈没者 日本に帰る－6
これは１４年間タイで沈没しつづけた中年ロリコンデブが断腸の思いで日本に帰ることを決心してから帰国までの心境を綴る。
★貨幣価値がバーツ基準なので買い物に戸惑う
買い物をする際はバーツ基準で考えているので日本で買い物をするにもまずバーツ換算して考えなければ高いか安いか分からない。
ついでに日本円の新札も見慣れていないので、財布の中の札をしばらく見つめてからお金を支払わなければならない。
しばらくはお店の人にとっては頭のおかしい人扱いされるであろう。
★日本のニュースに興味が無かったので話題についていけない
インターネットでも日本のニュースに興味が無い。TV番組も興味が無いので日本での話題についていけないであろう。
お笑い芸人以外の芸能人の名前については、全くわからない。
日本に帰ってからもドラマはまず見ないであろう。
★日本食がおいしすぎて太る
先日に仕事のストレスで拒食症になって体重が10kg以上減ったが、仕事で頑張るのをあきらめて開き直って以来、絶賛リバウンド中。
節制を心がけたいが、帰国後しばらくは珍しい食べ物の多い（浦島太郎な俺にとって）日本で節制が出来るか不安。
★きちんとした日本語が話せるか心配
日本を離れて18年経過すると日本語がおかしくなっている。
年下でも飼い主の駐在員様やお客様と話す場合には敬語を常時使用している関係上、まともな日本語の敬語は話す自信はある。しかしタメ語や地元に帰っても地元の言葉がきちんと話せるかが不安。
★若い女性を遠慮なく凝視してしまうクセが出ないか心配
タイは他人を無遠慮にガン見することはそれほど失礼では無い。なので若い女性を凝視してしまうようになった。
一度バンコクで女性を凝視していたところ同伴の男に「なにか用事か？」とキレ気味に聞かれたが、「คุณเป็นดาราหรอ」と言うと何事も無く去っていった。
★クイーンズパークプラザが恋しくて眠れない
幸い、現在は特にお気に入りが居ないので特に恋しいバービア嬢は無い。しかしクイーンズパークプラザに行けなくなるのは不安だ。
日本のタイパブにハマらないようにしたい。
★タイ人相手に日本語での卑猥な発言をしていたクセが出ないか心配
職場で日本語を解しないタイ人相手に「お前は相変わらず胸でかいなぁ」とか「お前ババアなのにその真っ赤な服やめろよ」とか「あーSEXしたいなぁ」とか言うクセがあるので日本で言わないか心配。
★そもそも中年引きこもりニートにまともな職があるのか心配
日本に帰ってから就職情報誌を見て、学生に混じって簡単なお仕事をするのは勘弁してほしい。
ロッタリーを売るか、バイタクでもしようか・・・
★定期的に女性の胸を揉めなくなって溜まったストレスが精神に変な影響が無いか心配
ここ数年で女性をホテルに持ち帰りすることはほとんど無くなったが、バービアではかなりの頻度でバービア嬢の胸を揉んでいる。
胸を揉みたくて揉む場合もあるが、わずか180バーツのドリンク（バービア嬢の実質手取り50バーツ）のために胸を揉ませるシチュエーションが好きだった。
普段のストレスをこんな異常な方法で発散していた俺であるが、日本でのストレスとどう付き合うかが不安だ。
まあ日本に帰ったらモタサイの運ちゃんでもしつつ、暇な時間はゲームでもして過ごそう。
