帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイ沈没者 日本に帰る-5

これは14年間タイで沈没しつづけた中年ロリコンデブが断腸の思いで日本に帰ることを決心してから帰国までの心境を綴る。


ー日本に戻る理由ー


タイで現地採用日本人が子供を日本人学校に通わせることが可能か考えてみた。

バンコク日本人学校にかかる費用
  月当たり 年当たり 9年間総費用 月換算
小学校入学金     160,000 1,481
中学校入学金     60,000 556
授業料   130,000 1,170,000 10,833
送迎費用 8,500 102,000 918,000 8,500
塾費用 8,000 96,000 864,000 8,000
教材その他   20,000 180,000 1,667
合計     3,352,000 31,037


うちの場合は子供が2人なのでこの費用のさらに倍かかる。
さらに日本人学校の送迎のためにスクンビット界隈に住む必要があるため、家賃も他の地域に比べて高くなってしまう。(送迎可能地域が限られている)


その費用を考えると子供2人で教育費+住居費合計は約10万バーツ。
2人の子供を小中学校とバンコク日本人学校に通わせるためにロッタリーの1等賞金(600万バーツ)を超える費用を費やしてもさらに日本の高校に進学するために結局は日本に戻らなければならない。


税引き後の収入が15万バーツ以上でないと日本人学校に子供2人を通わすことは不可能である。しかも多大な費用をかけてもその後の高等教育は当然必要だ。したがって大金を費やしてバンコク日本人学校で学ばせることに直接的な見返りは無い。


タイ人ですら見下している国の出身である嫁と結婚し、子供を2人作って日本人として育てようと思った時点で日本に帰国する運命だった。

タイ人と結婚していればタイの公立学校に通わせる選択肢もあったのだが。


それにしても送迎費用が8,500バーツ/月 と高すぎる。完全に会社負担可能な駐在員向けのぼったくり商売だ。
ライトバンに生徒を10人乗せて85,000バーツの売り上げに対して自動車の1か月分の損料+ガソリンで30,000バーツ、付き添い1名、ドライバー1名で30,000バーツとしても良い商売だ。

子供の通学に8,500バーツ/月x2倍を払うくらいならクイーンズパークのバービアで鐘を鳴らしたほうがマシである。