帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイ人ドライバー2

かなり前にタイ人ドライバーの記事を書いたが、かなり強烈なドライバーが居たのを忘れていた。忘れていたというより思い出したくない。

タイで初めて会社から運転手をつけてもらった。それまでは自分でピックアップカーを運転して遠方の工業団地で仕事をしていた。
担当範囲が広くなり、自分で運転するのが酷になったので会社にお願いしてドライバーをつけてもらった。

自社の駐在員やお客様から聞くドライバーの愚痴に対して俺は「自分ならどんなドライバーでも平気だ」と自信があった。
道も知っているし、ドライバーが遅刻や無断欠勤しても自分で運転すれば問題ない。


しかしそのドライバーは俺の想像を遥かに越えていた。

★薬(ヤーバー)中毒で、薬が効いている時の運転と効いていない時の運転や対応は人が変わったように違う。

★道が違うことを指摘すると「俺はドライバーを11年やってるんだ」と怒り出す。

★車で生活していた(近くに住むからと保証金を貸してやったのに)

★車で生活していたので遅刻や欠勤されると車が無い

★運転している時にかかってくる電話の回数が半端ない(しかも電話には出ないで運転中だ!と怒鳴って切るだけ)

電話の着信音がヘビメタのような音楽で最大音量で何度も電話が鳴る。それを電話がかかってくるたびに「運転中だ!」と言って切り、それでも何度もかかってくるので「どうして電話に出ないのか?俺に遠慮することは無いよ?」と聞くとドライバーはボスが乗ってるときは通話しないものだと俺が怒られた。

★会社の会議室でよく寝てる
事前に確認しておかないとお客様の前でドライバーを起こす羽目になる。

★故意に犬をひき殺す
★高速道路のイージーパスのゲートを高速で走りぬける


そのドライバーには1ヶ月で辞めてもらったが、それ以降はしばらく自分で運転した。
おかしいと思った時点で辞めてもらうべきだったが、どんなドライバーでも使いこなせる自信があったので1ヶ月も我慢した俺は馬鹿だった。

辞めてもらった直後にそのドライバーの写真をコンドミニアムの守衛所に貼り、こいつは立ち入り禁止にしてもらった。念のため。

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