帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

永久ペイバーとは

永久ペイバーซื้อตัวออก(スートゥワオーク)とは

ペイバーとはお店で働いている従業員を連れ出すことに際して店側に支払う金のことで、永久ペイバーというのはその店を辞めさせる際に対して店側に払う補償金のようなものである。

一般的な相場では永久ペイバーの金額は20,000バーツとされているそうだ。
一部の店では常連客がお気に入りの娘を毎回ペイバーするなら先に2万バーツ払っていればお得
(20,000バーツ ÷ 900バーツ = 23回以上ペイバーなら)
という利用方法があるが、あまりお勧めできない。

永久ペイバーのことをタイ語ではスートゥアオーク 
スー:買う トゥア:体 オーク:出る、辞める

体を買って辞めさせるという意味である。直訳すると人身売買イメージになるので永久ペイバーと訳される。



俺の感覚ではバービア嬢が結婚したいほど気に入ったら

店にたびたび通う → たびたび連れ出す → 休みの日に食事に誘う → 通常収入分以上を毎月補填するのでお店をやめてほしいと交渉 → 同棲 → 結婚

というプロセスだと思うのだが・・・・



先日クイーンズパークのバービアで永久ペイバーの現場に居合わせた。

ママさん!ぼくはこの娘が気に入りました。お嫁さんにしたいのでこの娘を辞めさせていいですか?

バービア嬢が気に入って嫁にしたい気持ちは分かる。
ゴーゴーやカラオケほどすれていない娘がバービアには多い。
嫁にしたかったら普通に本人同士で交渉して自由意志で店を辞めさせれば良いと思うが、この永久ペイバーを利用するのは以下のケースが考えられる。

★バービア嬢が借金のカタか何かで強制的に働かされており、自由に退職できないから雇い主と交渉する。

★本人同士で意思の疎通が難しいのでママさんに本人意思の確認や条件交渉も含めて手伝ってもらう。

★バービア嬢本人はあまり乗り気では無い。しばらくして店に復帰するつもりなので、自分から辞めてママさんには不義理はしたくない。
なので男に対して結婚の条件としてママさんとの交渉を科した。



以上の3ケースが考えられる。
タイ人と日本人の国際結婚には困難が伴うが、最初のスタートからこれではどのケースにしても幸せには結びつきそうなイメージは俺には無い。


この日、俺が目撃した永久ペイバーだが

バービア嬢は金髪で体がガッチリした島田珠代のような女性と35歳程度の人のよさそうな日本人男性であった。

俺が見た限りではケース3の本人はあまり乗り気では無いケースと思われる。
幸せになる要素は少ない気がするが、幸せになってほしい。
もうすこし時間をかけて信頼関係を築いてからの方がも良かったかもね。

そもそも女性に夜の仕事をやめてほしいとお願いした際に、永久ペイバーに言及したなら脈は無いと思う。


尚、バービア嬢やゴーゴー嬢を永久ペイバーをしても無料でセックス出来ないし、生活費の補填で逆に金がかかる。
さらにその女性が携帯電話番号を変えて行方をくらまさないという保証は無い。


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