帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイ沈没史第22話 胸の谷間のキスマーク

胸の谷間のキスマーク タイ沈没史第22話


公開日 2015年1月1日 タイでのひきこもり生活 ニート史 シパタイ救済スレ 昨日帰省するはずのムックちゃんはまだいる。帰省費用が足りないらしいが知るか!ロイエット出身のディヤちゃん(20歳)からのラインメッセージが嫁に見つかった  


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以下の記事は2010年11月ごろの回想録です。


タイ沈没2,390日目ごろ


◎ビーの胸の谷間のキスマーク


先日、俺の妻であるレックと鉢合わせになったビーだが、まだバンコクに滞在している。セックスは出来なくともビーには会いたい。

浮気がバレても懲りない俺はレックに見つかる危険を冒してでも、ビーとたびたび会った。
しかしビーは俺と会うときは、俺が無理やりセックスに持ち込むことを警戒してか、残念なことに毎回必ず友達と同行して来た。

当時の俺は現実を認識できない脳内ピンク色の中年デブおやじなので、ビーと俺が会うたびに必ず友達を連れてくる(二人っきりは嫌)という対応がビーの俺に対する警戒+嫌悪であることが理解できなかった。
おれは馬鹿だ。

馬鹿な俺はビーと映画を見たり食事をしたりバーで飲んだりと何度も会った。俺は二人っきりでないので楽しくは無い。
ビーも生活費援助の対価として「我慢しておやじと会ってあげている」ので楽しくは無さそうだ。

そんな楽しめないふたりに加えて、ビーの俺に対する防波堤として連れてこられた友達もかわいそうだが、事情が理解できない俺は、ビーが友達に同行を強制していることが理解できなかった。

そんなかわいそうな友達に対して「君!遠慮って言葉知ってる?」などと聞いて相手を困らせていた。

3人で会うこと数回目。ある日スクンビットのモダンなプールバーでビリヤードをしていると、ビーの胸元に違和感を感じた。

胸元に茶色い斑点。

よく見るとそれはキスマークだった。


生活費を援助している俺とはセックス出来ない(腹痛を理由に拒否している)しかし、他の男にはセックスだけでなくキスマークを許す。

せめて俺にバレないような配慮をしてほしかった。恐らく生活費援助者の援交おやじに対する挑戦メッセージだったかもしれない。

ビーとセックスし、あまつさえキスマークをつけた相手に怒りと嫉妬がこみ上げ、鼓動が激しくなる俺だったが、平然を装ってさりげなくビーに、

それ(キスマーク)何?

と聞く。

ビーはそのまま胸元を押さえて押し黙ってしまった。

その日は重い雰囲気のまま会話も少なく別れた。



◎ビーと5回目のセックス


翌週、気をとりなおした俺は再びビーを食事に誘う。
珍しくその日ビーはひとりでやって来た。

前回のキスマークの件の穴埋めなのか?

久しぶりにセックス有りなのか?


今日はOKなメッセージと受け取った俺はすぐにホテルに直行しようと言うと、ビーは黙ってうなずいた。

俺は素直に嬉しかった。

実に1年ぶりである。

レックとのロッファイチョンカンを乗り越え、数回にわたる邪魔者付きのデート、無意味な出費を乗り越えてついにビーと1年ぶり5回目のセックスを迎える。

久しぶりに甲子園に出場を決めた強豪高の野球部監督のような気持ちである。

ホテルに入り勇んでビーのバスタオルを剥いて久しぶりの乳首の感触を舌で堪能してから「俺もキスマーク付けて良いか?」と聞くと
お願いだからやめて・・・という。

ヘタレな俺は強引には出来なかった。あの時キスマークを付けていれば違った展開になったかもしれない。

1年ぶりのビーの肌の感触は出会ったころと同じだった。そろそろ年齢の前に(自称)が取れる年頃なのだが、まだまだ俺のストライクゾーンのど真ん中の肌感である。

他の男に付けられたキスマークは消えていたが、悔しいのでいつもより多めに乳を揉んだ。

さらに俺は執拗にキスを求めたがビーは嫌がらなかった。少し感動した。

ビーが俺を受け入れたと勘違いした脳内バラ色デブの俺は、ビーを俺のものにしたい欲求が頂点に達する。


そして俺はついに決断した。


安全にビーと会ってセックスも出来るように、レックやレックのスパイに成り下がった俺の部下に見つからない場所にビーのためにアパートを借りることを。


キスマークのことは
รอยจูบ
ローイチュープ と言う

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