帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイ沈没史第45話 ビーへの告白

ビーへの告白 タイ沈没史第45話


公開日 2015年1月1日 ロイエット訪問の最後の夜に男はビーに対して逆切れし、ヤケクソのセックスをする。  




以下の記事は2011年6月ごろの回想録です。


タイ沈没2,600日目ごろ


◎ロイエット滞在最終日


昨晩のビーと最後のセックスの後、ビーは俺の部屋に泊まらずに帰った。
ビーにとっては怒った俺を繋ぎとめておくために仕方なくセックスし、義務を果たしたからすぐ帰ったのだろう。




ワタシは生理的に嫌いだが金をくれる日本人怒りだした。

ワタシは仕方なくセックスしてあげてなだめた。

セックスしたので機嫌が直ったはずだ。

ワタシは帰る。だって生理的に嫌いだから。




ビーにとっては昨晩のセックスはそんな感覚なのだろう。

昼前にビーは俺が泊っているホテルに迎えに来た。昨日のことは気にしていないようだ。

俺はビーのバイクで再びビーの実家に向かう。

昨日はいろいろとビーの家族に(実行されない)援助の約束をしたからなのか、ビーの家族からは俺が次はいつ来るかしきりに訪ねられた。
ビーの母親からは次に来るときはホテルに泊まらずに家に泊まってと言われた。

しかし俺はもうロイエットには二度と来ない。仮にロイエットに来ることがあったとしても100%ここには来ない。

今日の夜便のバスでバンコクに戻るのでビーの実家への滞在は夕方までの数時間だが何もすることが無かったし、これ以上ビーやその家族と関わり合いになりたくなかったので犬と遊んでいた。


バンコク行きのバスが発車する1時間ぐらい前に、ビーのバイクでバスターミナルまで送ってもらった。そのときのビーはパジャマ姿だった。

俺はすっぴんでパジャマを着ている女性に対して非常に興奮する。
なのでビーのパジャマ姿に興奮して再びホテルに連れ込もうかと思ったが、バスの時間が近づいていたのであきらめた。

「せめてパジャマの上からでもおっぱいを触っておけば良かった」と今は思う。たとえあの弾力の失われたおっぱいでも。

バイクを運転するビーのおっぱいを後ろから揉みたいという衝動に駆られながらも安全上の理由で我慢しながらバスターミナルに向かった。




バスターミナルでの別れ際にビーは言った。

あの  お金・・・。

ゴメン。昨日飲んだときにATMカードとクレジットカードを無くしたみたい。
バンコクに着いたらすぐに送金するから待っててね。
明日中に必ず送金するから。




しかし送金はしない。今回は無料でセックスすると決めてあるので一切お前には送金しない。

ささやかな復讐が成功し、心身ともにスッキリした状態で俺はバスに乗り込み俺の人生最後であろうロイエットを後にした。




◎ビーへの告白と復讐


ーーバンコクに戻った翌日ーー

夜になって、ビーから電話があった。

お金をまだ振り込んでもらってないのだけれど

ゴメンゴメン。バンコクに戻ってから忙しくて送金できなかった。夜8時以降は送金できないので明日必ず送金する。
ところでビーのいとこは元気?

彼女は落ち込んでる。自分のせいでケンカになったと思って。

なるほど。かわいそうに。じゃあね!明日送金するから!


ーーさらに翌日ーー
ついにビーへ俺の想いを告白する時が来た!


お金振り込んでくれた?

もうお前に払う金などない。

どうして?

だってお前には他に男がいて俺がお前に金を送るとすぐに連絡がとれなくなるからだ。

そんなことは無い。だれもいない。

俺が会いに行った時も大事にしまってあるカバンの中の写真の男はちがうの?

携帯電話の待ち受け画面にある半裸の黒い男は?

おまえの電話に出て俺にビーに近づくなと言った男は?

お前の胸にキスマークをつけた男はちがうの?

金ならその男達にもらったら?

その男に金が無ければ以前みたいにバンコクで体売って稼げば?

何でセックスしてない俺が金払うの?




ひとしきり俺が悪態をついてもビーは電話を切らない。ただ黙って聞いていた。
なのでこれまでビーに受けた仕打ちに対する恨みを電話でまくしたてて最後にこう締めくくった。



この前にセックスしたとき、おまえのアソコがガバガバで気持ちよく無かった。

最後の日なんか挿入してもスカスカで最後までいけなかった。

もうお前とセックスしたいとは思わない。

セックスしたくなくなったらもうお前に用は無い。

おまえのチチは弾力が無くなってスカスカだったぞ。乳輪もでかくなって黒くなったし。

お前の体には興味が無い。二度と俺に電話をかけてくるな。



ここまで言うとさすがにビーは電話を切った。

ビーに正直な気持ちを告白できて気持ちよかった。
もう俺はビーに会うことは無いだろうと思った。

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