帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイ沈没史21話 ターニングポイント

ターニングポイント タイ沈没史第21話


公開日 2015年1月1日 タイでのひきこもり生活 ニート史 シパタイ救済スレ 昨日はムックちゃんからしつこく来店催促があった。今日ウドンタニに帰省するらしい。お前の都合で飲みに行くか!やはりミャオミャオバーのロイエット出身のディヤちゃん(20歳)が良いね。  



以下の記事は2010年11月ごろの回想録です。


タイ沈没2,390日目ごろ


レックお嬢様のご乱行


最近我が家の
レックお嬢様はネットにご執心であられる。
チャットサイトで夜中まで会話を楽しんでいる。
カメラとマイクを使用しており、相手の顔が見えて声も聞こえるので、レックは上半身のみ着飾ってメイクもばっちりで参加している。ただしパジャマのズボン着用で。

レックお嬢様が楽しんでおられるなら放っておく。夜中にうるさいのと以前からほとんどしなくなった家事を全くしなくなった。
ただ先日浮気がバレた俺としては、ここしばらくは罰ゲームとして最低限の掃除と洗濯は我慢する。

夜に仕事に疲れて帰ってきて、まず洗濯機をまわす。
俺の服だけを洗濯するはずが、洗濯の音を聞きつけたレックの服が途中で入れられ、俺がレックの分も干す羽目になる。

家事を全くしなくなったことや、限度を超えて夜中までネットに夢中なのは行き過ぎなので、本人にもきつく指導しても「後でやる」の一点張りである。

ちなみにレック様のお考えになっている「後で」とは着る服が全く無くなった時点だということらしいが、着る服が無くなってから洗濯→干す→乾く→アイロンかけを経ると1日ぐらいかかるため、日常生活者である俺は仕方なく洗濯することになる。

したがってレック様としては自分が洗濯する前に俺が自分の意思で洗濯しているという。

レック様の過度なお嬢様ぶりに、俺は仕方なくレックの実の姉でトムボーイのニットお姉さんに相談することにした。
相談というより事実を知ってもらい後日の布石にするためである。

このころから俺はレックと別れることを模索するようになった。
というのも、ネットに夢中の彼女はこのころ普及しはじめた携帯端末でのネットもよく利用しており通信費がバカ高い。

8,000バーツを超えた携帯電話使用料金に対してレックに改善を求めた翌月には10,000バーツの大台に達したのだ。

この金額にはさすがの俺も強く苦情をレック様に訴えた。
するとレック様はあろうことか、俺が買い与えた最新式の携帯電話(28,000バーツ)を怒って壁に投げつけた。


反論ではない。


怒ったのでもない。


癇癪だ。


こいつはダメだ。


話が通じない相手と一緒にいると俺が不幸になる。


この決定打により俺はレックお嬢様との別れを模索するようになる。

その実行はこの半年後になる。


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