【シパタイ風】タイ沈没史第20話 ロッファイチョンカン
ロッファイチョンカン タイ沈没史第20話
公開日 2015年1月1日 タイでのひきこもり生活 ニート史 シパタイ救済スレ ナイトアンドイージーのミンちゃんはトンローのカラオケ店「ゆか」に転職 以降毎日のように来店催促があるがカラオケにもミンちゃんにも興味が無い 今はえびちゃんという名前で勤務中 先日ミャオミャオバーにいたロイエット出身のディヤちゃん(20歳)ミンちゃんより胸が10倍エロい。
以下の記事は2010年10月ごろの回想録です。
タイ沈没2,360日目ごろ
ビーの帰還2
俺がビーに与えたアパートを借りるための保証金を持ったまま無断で田舎のロイエットに帰省した数ヵ月後、ビーがバンコクに帰ってきたことを知った。
知ったきっかけはビーの元同僚のニットからの連絡だった。「ビーが病院に行く必要があるがお金が無いから助けてほしい」とのこと。
ビーはアパートを借りるための敷金という名目でもらったお金をもって消えたので、俺には直接連絡をとりづらいらしい。連絡を取りづらいがお金は必要らしい。
懲りない俺でもニットからの説明だけですぐにお金を払う気にはなれないが、ビーはお腹が痛くて困っているのだったら助けてあげたい。
ニットには直接ビーが俺に連絡をとり、さらに一緒に病院に行くなら、支払いは俺がすると言った。
しかしビー側としては何故かそれは都合が悪いらしい。
俺に病院に行く金を出させたいが、妊娠・中絶については言いたくなかったようだ。
その後はしばらくはビーの情報は途絶えた。直接連絡も無かった。
ロッファイチョンカン(รถไฟชนกัน)
ロッファイチョンカン ロッファイは列車 チョンは衝突 カンはお互いに で列車同士の衝突という意味。
言葉のままに列車同士の衝突を意味する以外に「二股をかけている相手同士が鉢合わせになる」意味でもある。
ビーが俺に中絶手術費用の援助を要請してきた1ヶ月後、金が必要なビーは直接俺にコンタクトをとってきた。
ビーの腹痛が自然に収まったのか、それとも病院に行って処置したのかはわからない。
単刀直入に、セックスは出来ないがお金がほしいと。
俺としてもビーとはセックスはしたいが、おなかが痛いが病院にも行けないという娘と無理にセックスしたい性癖でも無い。
会わずに金だけ振り込むのもむなしいので、お金を渡すために会うことにした。
場所はプラカノンのムーカタ(タイ式焼肉)だ。
ビーとはBTSのプラカノン駅の改札前で待ち合わせし、そのままふたりで歩いてムーカタまで行った。
二人でテーブルで食べながらロイエットでの出来事やいい訳(嘘)を聞いていたところ、急にから電話がかかってきた。
嫁のレックからである。
「どこに居る? 何してる? 誰と居る?」
すこしドキっとしたが、平然と
「お客さんと食事してる。で何?」と答える
レックは
「本当に客なんだな? 客なんだな? 本当に?」
と何度も聞く。
すこしおどおどしながらも「本当に客だ!」と強く答えた俺に向かって歩いてくるレックが見えた。
レックが来た直後に、ビーは逃げ出し、トイレに篭った。
その後、レックから尋問を受ける俺。
さっきの娘は誰か。
どこで出会ったのか。
何をしていたか。
レックは友達と一緒に俺を責める。
俺に尋問してからトイレに行ってビーを引きずり出して一緒に尋問を受けた。
尋問が終わってから家でレックに説教され、最終的に土下座してとりあえず収まった。
後日わかったのだが、BTSプラカノンで俺を見かけた会社の俺の部下が俺の妻に報告したらしい。「俺が他の女と歩いているよと。」
自分の上司より上司の妻に媚びる部下。
これから職場で夜のおねえちゃんに電話をすることも出来ない。
常に見張られているのは問題だ。
レックの俺の部下に対する影響力も邪魔だがしばらくはおとなしくしていよう。