第二回ロイエット訪問 タイ沈没史第34話
公開日 2015年1月1日 レックと離婚交渉を成立させた俺にふたたびビーからの連絡が合った。このチャンスを活かそうと馬鹿な男は2度目のロイエットへと旅立つ。
以下の記事は2011年5月ごろの回想録です。
タイ沈没2,570日目ごろ
◎第二回ロイエット訪問
バンコクに来て俺と同棲するという約束を反故にして連絡を絶ったビーであるが、ふたたびお金が必要になり再び連絡してきた。
そんなビーの希望をかなえるために懲りない男は再びビーに会いにロイエットを訪問することになった。
今回のロイエット訪問は俺的には緊急事態だった。
というのは俺と同棲するのが嫌で連絡を絶ったビーが俺に再びチャンスを与えてくれた。
このチャンスを活かしてビーの高感度を上げて同棲に向けて一歩前進しようと考えたからだ。
実際には俺が中年デブおやじである限りはどんなにビーの要求をかなえようと、プレゼントをしようとも同棲は実現しない。
当時のことを思い出しながら書いているが本当に自分が馬鹿だということを再認識させられる。
俺的には緊急事態のため、バスの事前予約などしないで直接バスターミナルで空いているバスに乗ることになった。
その日は連休だったので乗客が多く、バスを予約しなかったことに死ぬほど後悔することになる。
その日は連休だったので乗客が多く、バスを予約しなかったことに死ぬほど後悔することになる。
タイのバスには様々なランクがある。
VIPクラス 24席 3列シート モー4コー
長距離バスでは最上級クラスになる。横に3列しかないので席の幅は広くリクライニング角度も深く快適な旅が可能。
1stクラス 36席 モー1
リクライニング角度はVIP並だが横に4列となり、窮屈では無いがプライベート感がかなり減る。しかし快適な旅は出来る。
リクライニング角度はVIP並だが横に4列となり、窮屈では無いがプライベート感がかなり減る。しかし快適な旅は出来る。
1stクラス 46席以上
このレベルになると少々窮屈な感じが発生する。さらにシートも硬くリクライニングもほとんど出来なくなる
このレベルになると少々窮屈な感じが発生する。さらにシートも硬くリクライニングもほとんど出来なくなる
2ndクラス以下
席幅・間隔とも非常に狭い。中年デブおやじの俺にとって厳しい。
ロイエットに向かう便はこれだった。苦痛に耐える時間が6時間程度と決まっており、直通なのはまだマシ。
2ndクラス以下の各駅停車長距離バス
最終目的地に直行せずに道中の主要都市のバスターミナルに立ち寄る各駅停車バス。
通常の長距離バスの場合、目的地がロイエットとすれば
となる。
各駅停車は
バンコク北バスターミナルを出発してからロイエットに至るまでの通過する県の中央バスターミナルだけでなくしょぼいバスターミナルにも停車し、その停車時間はバスの運転手の気分次第で客が少なければ長時間待ち、客が多くても極限まで乗せられないかと待ち、バスターミナルでもないところで長時間停車する気が遠くなるようなバスである。
直通なら7時間かかる距離を14時間ぐらいかけて到着する恐ろしく忍耐を要するバスである。
しかも満員だったので通路に置いたプラスチックの椅子に揺られて朝から晩まで・・・
こういう困難を乗り越えて俺は再びロイエットの地に降り立った。
ビーに会うために。
◎ビーの高感度を上げるプレゼント
今回のロイエット訪問のミッションは以下の通り
★ビーに好かれるために高感度を上げる
★ビーが俺と暮らせない原因をさぐる
★ビーが俺と暮らせない原因をさぐる
先にも触れたが、そもそもビーに好かれず同棲はおろかセックスも出来ない理由は俺が中年デブオヤジだから。
年齢が20歳若返って顔もイケメンで色黒で酒癖が悪くDV癖のある馬鹿なタイ人に生まれ変わる必要がある。
年齢が20歳若返って顔もイケメンで色黒で酒癖が悪くDV癖のある馬鹿なタイ人に生まれ変わる必要がある。
根本的な俺の欠陥には目を伏せて、手っ取り早く高感度を上げるにはビーが俺に連絡をとってきた原因である田植えを手伝うことや人を雇って田植えを終わらせることであろう。
さらに高感度の上がるプレゼントをすることにした。
タイ人女性に最も喜ばれるプレゼントは「金」である。
今回は奮発して2サルン(7.5グラム)のネックレスを購入。1万バーツ弱だったと思う。
今回は奮発して2サルン(7.5グラム)のネックレスを購入。1万バーツ弱だったと思う。
これまで俺からビーへのプレゼントに対して返す刀で傷つけられたことが何度もあった。
新しい住居のための敷金
→ 部屋を借りず、お金をもってロイエットに帰る
1000バーツ分の携帯電話プリペイドカード
→ 翌日ビーは電話番号を変えて連絡できなくなる
新しい携帯電話
→ 他の男の半裸写真を待ちうけ画面に
今回の金のネックレスでも同様の仕打ちを受けることになる。
ビーへのプレゼントをすると俺が傷つくのが4回目にしてようやく理解した。
忌み嫌う中年デブおやじの俺からプレゼント
→ セックスとか変なことを要求されそうだから逃げよう
→ こいつがますます勘違いすると困るから距離を置こう
ということだった。