【シパタイ風】タイ沈没史第10話 レックとの戦いの始まり
レックとの戦いの始まり タイ沈没史第10話
バンコク留学生日記 夜遊びアンナ タクシン ハリウッドラチャダー スティサーン
以下の記事は2005年9月ごろの回想録です。
タイ沈没450-500日目
炊きたてご飯事件
レックが自宅で作るご飯は味もそこそこおいしかった。専業主婦としてブラブラ過ごしているので炊事洗濯などの家事は普通にこなしており不満は無かった。
ある日のこと。その日は仕事が忙しく20時を過ぎても残業していた。
そのときレックから電話がかかり、「お姉さんが遊びに来てる。ご飯を炊いて待ってるから早く帰ってきて」
とのこと。
そのときレックから電話がかかり、「お姉さんが遊びに来てる。ご飯を炊いて待ってるから早く帰ってきて」
とのこと。
หุงข้าวรอนะกลับมาเร็ว ๆ
フンカウロー:ご飯を炊いて待っている
この訳に間違いは無いであろう。ご飯を炊いて待っているらしい。
仕事が残っていたが、炊きたてご飯という魅力に勝てず帰宅することにした。
家に帰るとレックの(実の)お姉さん(トムボーイ)とお姉さんの恋人(性的対象が男性もしくはトムボーイである女性 いわゆるディー)が遊びに来ていた。
レックの(実の)お姉さんは長与千種似の男前なトムボーイである。
レックの(実の)お姉さんは長与千種似の男前なトムボーイである。
タイでは許容しなければならない風習としても割り切っている。
宴会に加わり、ご飯を食べようとすると出てきたのは昨日の冷たいご飯だった。
もう一度確認しよう。冷たく乾いたご飯が出てきた。
俺の中で自問自答する。
Q. たまった仕事を残してレックの要請で帰ってきたのはなぜ?
A. その理由はご飯を炊いて待ってるから
Q. ご飯が冷たいのはなぜ?
A. 昨日に炊いた残りのご飯だから
A. 昨日に炊いた残りのご飯だから
Q. なぜご飯を炊いていないの?
A. フンカウローというのはウソだから
もう一度考える。フンカウローという意味を。
宴会を無視して沈黙しつつさらに30秒考える。考える間はご飯の皿を持ってレックを睨みながら。
早く帰って来てという言葉とセットなのだろう。
決して炊きたてご飯があることを保障するものでは無いのであろう。
お姉さんがいるのでご飯はたたきつけてはいなかったと思う。
怒鳴らなかったと思う。ご飯を持つ手は震えていたと思う。
そもそもレックに愛情が無かったので、仕事が終わってすぐに家に帰る必要は無い。
レックとの同棲は、あくまで俺の生活をサポートするためであり愛情の結果ではない。
今冷静に考えるとたいした問題では無い。
今の(愛してやまない)嫁に同じ行動をされても(今の嫁はしないと思うが)俺は怒らない。笑いながらフンカウローって冷たいご飯でもアリ?と聞くだけ。
そして冷たいご飯だから雑炊にしてもらいおいしく食べる。
しかしレックがやった行動なのでこの日以降はますます嫌いになった。
冷たいご飯を出すなら家では今後一切ご飯を食べないと宣言した。結果としてその日以降は外食が増えるようになった。
外食が増えると体重も増える。
デング熱にかかって入院した時点で体重は79キロ。
この日を境に俺の体重は徐々に増加し、90キロを超えることになる。
しかし俺はまだレックに比べてマシだった。レックの体重は同棲が始まる前に比べて40%増量を達成する。