帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

パタヤ考

タイに住む以前は夜遊び目的でバンコクに来て、それはそれは「楽しかった」が、実際にバンコクに住んでみると夜の街が身近すぎて行こうとも思わない。(バービアには毎週通っているが)

バンコクに住んで10年以上になるが、「夜遊びしに行く」というウキウキ感が感じられるのがこの【パタヤ】である。


パタヤพัทยา)とは
Wikipediaではパッタヤーと記載しているが、実際の発音はパタヤに近い。พัทยาをパッタヤーならบางกอกはバーンコークとしないと長単音表記の辻褄があわない。

軍事用滑走路のあるウタパオ空港と、空母が停泊可能なウタパオ軍港に近いパタヤベトナム戦争で補給地および休養地として米軍に利用されたことがきっかけで観光地化されるに至った。

現在もウタパオ軍港やパタヤ沖に米軍の空母が停泊することが多く、米軍空母の半舷上陸の際には数千人の米兵が大挙して訪れる。
米軍だけでなくパタヤは世界的にビーチリゾートとして認知されており欧米系を中心にアジア各国から観光客が大挙して訪れる街である。
(以上が一般的解説)

パタヤพัทยา)とは
パタヤとはバービアでは不良ファランが昼間からビールを飲み、道路ではファランが黒い売春婦を連れ歩き、ウォーキングストリートには中国系を筆頭にアジア系観光客がひしめいている。

バービア嬢はファラン向けにチューンアップされており俺が行っても「いまいち」な印象しか無い。年齢層も最近は高くなった気がする。
ただしウォーキングストリートのゴーゴーバーのうち日本人ご用達3大ゴーゴーバーは日本人的に好まれるゴーゴー嬢を揃えており目を引くものがある。

夜の店は警察に営業許可費を定期的に喜捨しているが、パタヤの警察署長の収入は想像を絶するらしく、署長のポジションに就くための根回し費は一説によると億らしい。

1億円を費やしてもおつりが出るポジションを得るために日夜上納金をコツコツ貯める警察幹部が多いとか。
しかし軍部主導の政権に変わってからクリーン化活動やら利権争いやらで「うまみ」も薄まっているらしい。


パタヤへの行き方
パタヤに行くからにはパタヤで宿泊となるため、事前に外泊理由を作っておくか、妻が実家に帰っているタイミングを狙う。
都合よく実家に帰らない場合は、朝1番でチョンブリ方面での会議だとか、前泊するゴルフ旅行だとか、チャンタブリーで仕事といった理由作りが必要だ。

シーラチャでお客様と飲み会という設定にしておき、今日は遅くなったのでシーラチャで泊まっていくというのも有効である。
ドライバーに深夜の運転をさせて帰るのは事故の恐れがあるので泊まっていけとお客様に言われたとか。

個人的には急遽宿泊の方が印象が良い気がする。



イメージ 1