帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

空気の読めない男はロイエットに向かう タイ沈没史第106話

空気の読めない男はロイエットに向かう タイ沈没史第106話


公開日 2015年1月1日 タイでの海外生活 自分史 シパタイ救済スレ タイでの出会い クイーンズパーク バービア ジングルベル バービア狂いの日本人
ロリコンデブ中年おやじ 好みは未成年 スカイちゃん ミンちゃん鼻整形 チューチューバー ピーナツ売りのインド人 シンビンのマツコ バタフライバー2号店

 

以下の記事は2010年10月ごろの回想録です。


タイ沈没2550日目


イメージ 1ไม่มีตังค์ช่วยหน่อย
ビーからのショートメッセージに男は勘違いする。


ビーは半年前にロイエットに帰ってからバンコクに戻ってくる気配は一向に無い。
ビーが連絡を取ってきたのは1ヶ月ぶりだ。連絡を取ってくるたびに電話番号が変わるのはなぜだろう。

前回は誕生日だからお金を送ってほしいと言われたのでとりあえず2,000バーツ振り込んだ。
翌日電話をかけると宴会中のようで誕生日会らしかった。電話の向こうからは男の声ばかり聞こえたのは気のせいだろう。

それから数日後に電話をかけるとつながらなかった。何度かけてもつながらなかった。心配だった。
このお金を要求するメッセージはその1ヶ月後のことだ。

前回のようにお金だけ振り込んですぐに連絡が取れなくなるのは悲しい。せめて会ってからお金を手渡そうと、男は自らロイエットに赴くことを決意する。


イメージ 1例年に無い大洪水の中、性欲に忠実な男はバスでロイエットに向かう


金曜日の夜にモチットのバスターミナルに向かう。ちょうど雨季の終盤でイサーン地方は大洪水らしい。
幸運にもロイエット方面の長距離バスは運行しており、空きがあった。

バンコクのモチットバスターミナルを20:00に出発する長距離バスは翌日の朝5:00にロイエットのバスターミナルに到着予定だ。
この日は疲れていたのか、すぐに熟睡してしまい中継地点のナコンラチャシーマーで休憩したのも気がつかなかった。

予定より少し遅れてロイエットのバスターミナルに到着したところ、嬉しいことにビーが出迎えてくれた。


イメージ 1洪水で家が困っているはずが


稲刈りのタイミングで洪水に見舞われたため主要な現金収入が無くなって困っているとのことだったが、ビーの実家周辺は洪水の被害も無く家族は平穏そのものだった。

今回も前回のロイエット訪問と同じくロイエットのビックCに家族で出かけ、カートにいっぱいの買い物代金を俺が払い、ビーに携帯電話を買ってやり、その後MKスキーで食事して俺が払い、夕方の宴会のためのビールやらつまみを購入し、つまらん宴会の後はビーの実家に泊まった。

来たときと同じく20:00の夜行バスに乗るべく、ビーにバスターミナルまで送ってもらい2000バーツ渡し、何一つエッチなことは出来ずに金ばかり使って今回のロイエット訪問は終了した。

イメージ 1買ってあげた携帯電話に電話をかけ男は失意のどん底に落ちる

バンコクに戻ってからすぐにビーの新しい携帯電話に電話をかけると、男が電話を取り「なんでお前がビーに電話をかけるんだ!」と怒鳴られた。

それからしばらくしてビーから電話があり、ただの友達だからとフォローされたが、半信半疑ながらもそのときは納得した。
しかし時間とお金を使い、わざわざロイエットまで出かけた翌日にこの仕打ちはむごい。

この後もしばらくこの男との戦いが続くが、空気の読めない中年ロリコンデブおやじと、無職で酔うとDV癖があるが若いタイ人(クワーイ:仮名)とでは最初から相手にならない。


この若いタイ人男性のクワーイ(仮名)と中年ロリコンおやじによるロイエット出身のビー(18歳)をめぐる戦いは続く。


イメージ 2










今回の記事は惜しまれつつも閉鎖したシパタイの「タイで起業や就職をするも失敗続きのブログ」を模して作成