クイーンズパークの陽炎22編 第17話 男はタイでの成功を夢見てタニヤで働いてみる
あなたがお客さんを連れて来ると、お店が一人1時間につき50バーツ支払います。さらにそのお客さんが、女の子をお持ち帰りするとその女の子が500バーツ支払います。
寺澤は以前から知り合いのタニヤのとあるカラオケ店のオーナーママさんに専属客引きとして採用されることになった。
基本給など無いが、客をたくさん連れてくれば良いだけだ。
5人連れのグループをお店に連れて行き、3時間滞在して全員が女の子を持ち帰ると
5名 x 3時間 x 50バーツ = 750バーツ
連れ出し5名 x 500バーツ = 2,500バーツ
の合計3,250バーツの収入となる。
頑張ればそこそこの収入になるかもしれない!
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かわいい子いますよ!
見るだけでもお願いします!
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みんな日本人の客引きだと妙に避けるようだ。
変な視線も痛い。そこを我慢して一生懸命客引きをしても本当に見るだけで帰ってしまう・・・。
確かにこの店のカラオケ嬢のレベルははっきり言って低い。自分が客でも、持ち帰りするようなレベルのカラオケ嬢は1人か2人ぐらいだ。
しかし僕はカラオケ店などで働く娼婦には一切興味がない。付き合いでカラオケに来ても友人との会話や純粋にカラオケを歌うのに集中して娼婦の相手は最低限礼儀を守る程度だ。
それにしてもかわいい女の子が揃っていると客引きなんかいらないのであろうが。
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3日間ずっと19時から24時までタニヤの街角で客引きをしたが、お持ち帰りをした客は結局いなかった。
やっぱしこの仕事は辞めよう。タニヤの客引きをする日本人として変な意味で有名になり就職に差し障るかもしれない。
10人以上は飲むだけの客を案内はしたが、ママさんは月末まで働かないと支払わないと言っているが、まあいいか。
これまでのK1戦績
ブラック不動産・・・半日で退社
資格詐欺会社・・・14日で消滅
ブラック印刷会社・・・半日で退散
ブラック印刷会社・・・半日で退散
タニヤ呼び込み・・・・3日で断念
合計4社 累計出社日数 19日 総収入 0バーツ