帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

カムリ買って!

Q.
パパがカムリを買ってくれません。どうしたら良いでしょうか?


A.
カムリ以前に毎月のお手当てがもうすぐ無くなるよ


年に数回タイに遊びに来る社長さんに養われているタイ人女性はバンコクコンドミニアムを借りてもらい毎月の生活費として数万バーツをその社長さんからもらっている。

それでも満足せず、タイで高級車の代名詞であるトヨタカムリに乗って友人や田舎の家族に自慢したいらしい。

いくらお金持ちの社長でも、1年に数回しか会わないタイ人の彼女に150万バーツのカムリをポーンと買ってやりはしないので聞き流されているらしい。


事あるごとに「カムリ買って」を繰り返しているそうで、それでは相手も嫌になるだろうとアドバイスをした。

童話「太陽と北風」から引用し、「カムリ買って」攻撃は北風のようなものなので、ねだればねだるほど相手は頑なになる。
逆に太陽のごとく、しばらくおねだりしないで社長さんにいっぱい尽くしながらもおねだりしないと逆に男は希望を叶えたくなる
と説明したが

「カムリ買って」といい続けなければ買ってもらえない

と一蹴

相手に尽くす件については

★毎回来タイのたびに社長さんを空港に迎えに行って大喜びして抱きついたら?
×迎えに来てくれとは言われたこと無いから行かない

★社長さんの好きな食べ物やお酒を毎回用意したら?
×いつも外で食べるからいらない

★毎回日本に帰国する際に空港まで送って嘘でも涙を流したら?
×毎回帰国は深夜便なので眠いから送らない

とすべて拒否

このままだとカムリ買ってもらう以前にそのうち毎月のお手当ても無くなるぞ

と思っていると先制攻撃でタイ人男とデキて妊娠した。
おなかが大きくなったと思ったら、タイ人男が浮気して別れた。
妊娠が発覚してから社長さんからの家賃・お手当て支給がストップ。

まさに本能の赴くままに生きている

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