帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

理想と現実のギャップ

Q.
私を正当に評価してくれる会社がありません。どうしたら正当に評価してもらえるでしょうか?

A.
残念だがそれがあなたの価値です。



タイで何年も働いていて、タイ語も上達しタイ人のマネージメントも出来るし、日本人客との対応もそつなくこなせる。
しかし給料は6万バーツぐらいで頭打ち。これ以上増える見込みも無いので転職を繰り返しているが正当に評価してくれる会社が無い。

残念ながらこれは自分の理想と現実のギャップから発生している。


給料が増えていく要素は主に以下の3つ

★同じ会社に長期間在籍し、徐々に昇給
★同じ業務に長期間従事し、専門性を磨く
★専門性・能力を評価してもらい転職する


飲食→人材業→商社→運送業 といったように
業種やポジションを変えながら転職を繰り返しているとタイでの職歴は10年を超えたとしても、雇用主に評価される要素にはならない。
しかし年数を重ねるにつれ自分の中での理想と現実のギャップが大きくなり、求められる能力が無いのに会社が自分を評価してくれないと不満を持ち転職を繰り返す。


例えばタイ語能力。
タイ語が出来ない日本人駐在員は、タイ語能力を測れない。

せいぜい以下の4段階しか判断できない
★レベル1  いくつかの単語を知っている
★レベル2  なんとかタイ人と意思の疎通が出来る
★レベル3  十分に意思の疎通が出来る

上記のレベル2以上であれば事足りており、それ以上である必要も無いし、評価する必要も無い。



タイ人管理能力
同じく日本人駐在員にとって業務に支障をきたすかどうかしか判定基準が無い。

★レベル1  タイ人を管理できず業務に支障をきたす
★レベル2  業務遂行に支障のなく管理できる

退職希望のタイ人を引き止めるとか、タイ人の不満を抑えるとか
そんなの関係ない。
そんなことアピールされても「ふーん」の一言。

相手に評価される要素が無いということ。


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