帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

従業員を食う経営者

Q.
従業員がすぐ辞めてしまいます。辞める際にお店のお金も一緒に消えてしまいますがどうしたら良いでしょうか?

バンコクでバーを経営しています。


A.
とりあえず従業員に手をつけるのをやめましょう。

かなり前。シーロム界隈のプールバーのママさん(経営者のファランの妻)が妊娠したのでお店を管理出来なくなり、店名・内装・従業員すべてそのままで譲渡した。

そのバーの常連客だったので新しい経営者から相談を受けたのだが、相談される前から従業員から事情を聞いて知っていた。


従業員がお金を持って辞めるのは以下の流れ

① 気に入った従業員Aと関係を持つ

② 従業員Aは経営者の妻という立場で店を仕切りだす
*仕切ってくれと頼んだ訳ではない

③ 従業員Aが店を仕切る=現金も管理する

④ 経営者が従業員Bに手をつける

⑤ 従業員Bが経営者の妻という立場で店を仕切りだす
*同じく仕切ってくれと頼んだ訳ではない

⑥ 従業員Aは怒って辞める。(管理していたお金も一緒に)

⑦ 従業員Bが店を仕切る=現金も管理する

⑧ 経営者が従業員Cに手をつける

⑨ 以下同じループを繰り返す


この店の従業員はキャッシャーを含めて気に入ればお持ち帰り可能なお店。(ただし従業員にも拒否権があるらしい)
にも関わらず、お金を払わずに従業員と関係を持った結果

★お金を払わない関係  =    恋人
★経営者の恋人     =  経営者と同格

といった勘違いをさせて

★他の従業員とタダで関係 =  新しい恋人
★新しい恋人       =  裏切り
★裏切りへの報い     =  お店のお金を持って辞める

という報復行動となる。
 
そもそも2,000バーツ払えばホテルに同行してくれる相手に経営者権限でタダで関係を持った結果、お店の売り上げを持って逃げられるという数倍のツケを支払う結果になった。

3ヶ月ぐらいでこのDQN経営者はリタイヤし、元のママさんによる経営に戻ったが、ママさんの出産を機に惜しまれつつも閉店となった。

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