帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

日本語教師なんかしない

「日本語を教えてくれ」とタイ人に頼まれる日本人は多いであろう。
しかしそういったタイ人は

★メモをとる気など無い
★メモしたとしてもボールペンで手のひらなど意味の無い場所に書く
★漠然と日本語を習いたいと言うだけで日本語の何を教えてほしいとかは無い
★日本語を覚える努力はしたくない
★たとえ教えたとしても「日本語は難しい」で終わる


そういったことを何人にもされるとに腹が立ち、やがて教えてくれと言われても断るようになる。

そもそも語学習得とはまずひとりで勉強して準備をしないと教えてもらう効果は少ない。事前に勉強した上で、正しい発音を知りたいとか文法に関する質問なら教えてやってもいい。

俺は教えるのは嫌いだが、自分がタイ語を勉強するのは大好きだ。タイ語を勉強している自分が好きだ。
俺は自分勝手なのだろう。



タイに来て日本語教師という職業を選ぶ人はすごいと思う。

日本語教師というのは日本人に蔑まれている
★タイ人日本語教師にも蔑まれている
★何年教えても報酬がほとんど上がらない
★職歴として評価されない
★報酬がそもそも少ない
タイ語が上達しづらい


日本語教師養成講座や日本語を系統立てて教える手法は難しいかもしれないが、日本人であれば誰でも出来る日本語を教える職業は【お前は他に出来ることは無いのか】という印象を与えてしまう。

まるで学歴も職歴も能力も努力する意欲も全く無い田舎の馬鹿タイ人がバンコクに来て

★女はメイド、マッサージ師になる
★男はタクシードライバーになる

と同じレベルだと思われてしまう。

誰でも簡単に出来る職業はハードルが低い。学歴・能力・語学不問。
タイ人ドライバーのように最低賃金レベルなので頭も態度も能力も最低レベルなことが多い。


日本人なら誰でも就くことが出来る仕事なので当然賃金が高いわけも無いが、希望者が多いので競争が厳しい。
日本人教師の空きポジションが少なく、中にはお金を払ってまで日本語教師をする人もいるらしい。
こんな過酷な職業を薄給で頑張っている日本人は驚愕に値する。

人に何かを教えることに喜びや、人に何かを教えるのに優越感が味わえるのだろうか。



日本語教師になるために特殊能力を習得した訳でも無いのに生徒に人気があるから同僚のタイ人教師にも嫌われる。
タイ人日本語教師にしたら、頑張って日本語を習得した自分は優秀だが、日本人というだけで日本語教師になったくせにネイティブだからタイ人生徒に人気のある日本語教師が気に入らないだろう。

嫉妬されるから、いじめや嫌がらせを受ける。タイ人は嫉妬深いヤツが多いからタイ人日本語教師に高確率でいじめられる。
積極的にいじめなくても多少不親切にしているだけでもタイに居る日本人は困る。

 日本語教師 = タイ人日本語教師からのイジメ

あとタイ企業での日本人通訳もタイ人通訳にいじめられるね。

日本人現地採用者からも日本語教師をしているヤツは馬鹿にされる。口に出さなくても心の中では100%見下している。

【おまえは日本語を教えることしか出来ないのか】と。

ビジネス経験豊富でタイ語堪能で技能豊富な日本語教師もいるかもしれないが、日本人が日本語教師というだけで他に「とりえ」が無いような印象を持たれてしまう。


◎タイで日本語教師のメリット

★人に物を教える立場になれる。
★生徒に尊敬される。
★指導した生徒の日本語が上達する喜びがある。
(自分のタイ語が上達する喜びは無いのか?というぐらいタイ語が話せないヤツは多い)



また教師という立場で生徒に尊敬されると調子に乗ってしまう自分が怖い。
技術者として日々研鑽し、知識と経験を深めた上で周りの技術者に尊敬されるなら調子に乗ってもいいと思うが

指導する生徒数に限りがあるため日本語教師としての経験を積んでも賃金には上限がある。
日本語指導の技術が神の領域にまで進化しても給料はそれほど上がらないから努力の甲斐も無いと思う。


しかし女子学生と一緒にすごせるのはちょっとうらやましい。
まさにお金がもらえるロリキャバクラ状態。
タイ人女学生に日本語を教えるのは面倒で嫌だが、おじさんはお話がしたいなぁ。
できればセクハラしたいなぁ。

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