帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

変な日本人とは

日本に帰国して1か月半がたち日本にいる一般的な日本人を観察した上で、このブログの題名となっている「変な日本人」について考えてみる


このブログでの「変な」という定義
一般的に変なというと「異常」「異質」「キモイ」という意味で、タイ語で言うไม่ปรกติである。しかし「普通の人とは違う」「個性がある」というไม่ธรรมดา(普通ではない)という意味も少しは込めている。
それは日本で生まれて一生日本で生活している一般的な日本人とは自分は違うという自負もあるからだ。


タイにいる普通の日本人とは何か
日本に帰ってきてから「タイに14年間行ってました」というと100%は「お仕事ですか?」と言われる。
恐らく「タイに会社の命令で長期間、駐在員として派遣されていたのですか?」と考えたのであろう。
即ちタイにいる普通の日本人とは駐在員のことである。

会社から運転手付きの車を支給され、高級コンドミニアムの家賃も会社支給。日本の給料に加えて海外勤務手当ももらえる人たちである。
週末にはゴルフに行き、飲み会の2次会にはカラオケに行く。
(そんなステレオタイプの駐在員は少なくなっている)

俺は自分の意思でタイに来てタイで働くという「現地採用日本人」でその後は「個人事業主」という立場を選んだ。
タイに来た当初には人材紹介会社の日本人担当者様や、タイで長らく事業をしている先輩事業主様、営業に向かった日本人駐在員様に色々と傷つく言葉を浴びせられ、蔑まれた。

その結果に俺にコンプレックスが植え付けられ、奴ら(駐在員)とは違う行動に出るようになったと思う。


俺を変な日本人にしたもの
その方向性はタイ語習得や、タイ人文化、タイの法律を深く勉強することに繋がったが、副作用としてアンチ駐在員として

・駐在員が多い繁華街エリアには行かない
・ゴルフはしない
・駐在員の多い日本食レストランやデパートに行かない

といった行動をとるようになった。

思うに自分が駐在員では無いことへの嫌悪と駐在員への嫉妬が俺を変な方向性へと進ませたのだと思う。

クイーンズパークプラザに通うようになったのは駐在員が少ないのがきっかけでもある。
しかしバービアを愛するのは本心からだと思う。