シパトモのタイ起業15
【シパトモのタイ起業】
35歳にしてタイの風俗にはまってしまったシパトモは彼の妻に対してタイに長期滞在する理由を作るべくタイで起業する。
彼にとって必要なのは事業で利益をあげることではなく、ただタイに来る理由だけであった。
第14話 アレックスくん
インターネットカフェ「ミューミューバンコク」は靴屋の2階に移転存続させるため、パソコンを提供したが2階部分の改装は一向に開始されない。
タイに行った際にヤマフジくんと食事をし、彼に協力を求めることにした。(靴屋を紹介したのは彼の妻)
息子の名前はアレックスと名づけたそうだ。
本名ではなくニックネームかと思ったが、ヤマフジくんはババアときちんと入籍し、正式に日本の戸籍に「長男 あれっくす」と登記したそうだ。
その日は入店するとすぐにヤマフジくんの横に選んでもいないのにカラオケ嬢が座った。その子がお気に入りの娘なのだろう。
せっかくタニヤに遊びに来て、こんな状況(お店限定、カラオケ嬢限定、しかも放置される)でヤマフジくん自身が楽しいのか分からない。彼なりの事情があるのだろう。
日本に帰国後、妻に「どうしてタイに行く必要があるのか」と何度も尋ねられた。
店が儲からないなら閉店して資産を処分しろと言われているが、すでに店は無く、資産は全く残っていない。
仕方なくインターネット店の商売は軌道に乗り少しは利益を上げていると妻には説明している。
すると利益があるなら向こうでの滞在費は不要だよねと次回からのお小遣いを減らされることになった。
店が儲からないなら閉店して資産を処分しろと言われているが、すでに店は無く、資産は全く残っていない。
仕方なくインターネット店の商売は軌道に乗り少しは利益を上げていると妻には説明している。
すると利益があるなら向こうでの滞在費は不要だよねと次回からのお小遣いを減らされることになった。
しばらくタイに行けそうにない。