帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

シパトモのタイ起業14

【シパトモのタイ起業】

35歳にしてタイの風俗にはまってしまったシパトモは彼の妻に対してタイに長期滞在する理由を作るべくタイで起業する。
彼にとって必要なのは事業で利益をあげることではなく、ただタイに来る理由だけであった。



第13話 シパトモの性癖の変化

シパトモの努力も空しく2年に及んだネットカフェ店ミューミューバンコクは閉店したが、
未だ妻には内緒にしている。

これまで全くバンコクに興味が無かった妻だが、危険な国に行く夫を案じてタイのことをネットで色々調べるようになり、バンコクは世界有数の歓楽街だということを知った。

それ以降は渡航のたびにバンコクでの行動内容や滞在日数を執拗に聞いてくる。さらにバンコク性病が蔓延しているから決して夜の街に行くなとの忠告をいただいた。


バンコクへは純粋にビジネスのために行く。当所で知り合いや新たなビジネスパートナーと会食があるため夜の街に行くことも多いが、決して怪しい場所には出入りしていない。


と説明したが、さすがに妻には遠慮してタイに行く回数を制限することにした。
妻と話し合いの結果、会社の決算の承認、四半期の経営会議(ウソ)への出席は認められ、年に4回で1回毎に2泊3日の滞在が許可された。


一般的なシパトモの渡航スケジュールは以下となる。



・1日目

タイ航空の昼便で成田からバンコクに向かい、夕方に到着。スワナプーン空港から直接マッサージパーラー(主にナタリー)
その後ホテルにチェックインして夕食、その後ゴーゴーバーを散策しテーメーなどでお持ち帰り。



・2日目
朝にホテルでお持ち帰りした娘と2回戦。午前中は、未だ内装工事が始まらない靴屋の2階(ネットカフェ ミューミューバンコク)の様子を見て、午後から再びマッサージパーラー(主にナタリー)に。
夕方から知人らとゴーゴーバーなどに出かけ、女の子をペイバーし、明け方近くまでディスコなどに行く。



・3日目
昼ごろまで寝て、調子がよければマッサージパーラーに行き、疲れていれば普通のマッサージ。
夜はゴーゴーバーを22時ごろまで散策し、夜中の1時の飛行機にて日本に戻る。


といったハードスケジュールを年4回で数年間こなしている。


シパトモは元々30歳前後の成熟した背の高い女性が好みであったが、ここ数年で20歳未満の未成年へと好みが移り、マッサージパーラーは未成年の所属泡姫が多いナタリーを多用し、ゴーゴーでも若い女の子を持ち帰るようになった。


わんわんさん。その娘良いですね!  byシパトモ


意外だった。シパトモと言えばレディーボーイ(のような女性)もしくはババア専門だと思っていた。
年に数回しか連れ出してもらえないババアにとって、ババア専のシパトモは貴重な存在である。
ババアにはゴーゴーバーで見かけるたびに「シパトモはいつ来るの?」とよく聞かれていた。

しかし上記のコメントは小柄で幼さの残るゴーゴー嬢を横に座らせるわんわんに対してである。
これまで完全に好みが違っていたシパトモにそう言われると違和感があった。これは恐らくネットカフェが潰れた影響で好みが変わったのだ。
過度なストレスは人をロリコンにする。


その後、シパトモとの共通の友人からシパトモは最近おかしくなったとのコメントとともに以下のエピソードを聞いた。

★シパトモと一緒にナタリーの奥の特別部屋に行き、驚いた
★シパトモと一緒にミャンマーに行き、ディスコの裏口で驚いた


そういう場所にはひとりで行けば良いのに。