帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

ノンカイ戦記2

先日再びノンカイを訪れた。
前回はビエンチャンで泊まる予定を急遽変更してのノンカイだったが。今回は完全にノンカイのバービア目的での訪問である。
ただしメインはビエンチャンでの仕事。1日で済むところを予備日ということで嫁には2泊3日という日程で了解をとっての出発だった。


ビエンチャンでの仕事をさっさと済ませて、すぐにノンカイに戻り、前回の訪問で楽しませてもらったバービアの向かいにあるホテルである ノンカイシティーホテル にチェックインした。

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しょぼいホテルで1泊450バーツ。食事も無くお湯もチョロチョロとしか出ないが、お気に入りのバービアの向かいで、ノンカイのバービア密集地の中心という最高の立地のため、バービアで潰れるまで飲んでも帰りの心配は無い。

このホテルのあるニタパット通りにはバービアが6件ほど、欧米人向けレストランが3件あり、いつ来てもレストランかバービアにはファランがたくさん居る。
この界隈のバービアは昼の12時ごろから開店しており、夕方まで時間をつぶす必要も無い。

前回のお気に入りのバービアはまだ開店していなかったが、隣のバービアは開店していたので昼間からビールを飲みながら、明らかに子持ちと分かるバービア嬢(サラ28歳)と会話していた。

このバービア嬢と話していると違和感を感じたので聞いてみるとラオス人だった。
ラオス人はタイ語(イサーン方言)を話してもイントネーションが若干違う。最近のビエンチャンーノンカイ往復でこの違いを感覚的に感じられるようになった。
またラオス人のメイクは独特だし、服装がダサい。タイになじんでいないラオス人は瞬時に見分けがつくようになった。

さきほどのバービア嬢(サラ28歳)にビールを1杯だけ飲ませて1時間ほど会話をした後で隣にあるファラン向けレストランで昼飯を食うことにした。

精神的に病んでいて食欲が全く無く、固形物を食べる欲求が全く無い最近の俺の主食がプロテインだった。しかし最近は魚と鶏肉は少し食べれる。
以前に比べて空腹感も徐々に感じるようになるまで回復していたので、ファラン向けレストランでフィッシュフライを食うことにした。

フィッシュフライを食っていると、さきほどのバービア嬢のサラがレストランの奥に入って来て服を脱ぎだし、消毒液を塗ってから背中にバラの絵のプリントを貼ってもらっていた。
このレストランでは刺青も彫ってくれるようだ。

俺はフィッシュフライをつまみにビールを飲みながらサラが背中にバラの刺青を彫る様を眺めていた。
上半身裸で、バスタオルで胸だけ隠しつつ、痛みを和らげるためかビールを飲みながらたびたび悲鳴をあげている。

悲鳴をあげながらたまにのけぞると、胸がむき出しになって何度も見たが、大きく形の良いおっぱいだった。
半裸のラオス人が悲鳴をあげながらたまに見せる胸をつまみに飲むビールはノンカイならではなのだろう。

サラが悲鳴をあげているので周辺のバービアからバービア嬢が集まってきた中に、前回お持ち帰りしたラオス人のメイ(19歳)が俺の居たレストランに様子を見に来た。
俺はメイに「俺を覚えているか?」と聞いたが、残念ながら「覚えていない」と言われてショックだった。

このメイは前回のお持ち帰りの際に、「自分は基本的にお持ち帰りNGなのだがあなただけは特別」と言われて嬉しかったのだが、所詮バービア嬢と客だし、嫌なこと(俺とのセックス?)は忘れるようにしているのだろう。

すこし残念だが、思い出してもらうまでメイとお話ををしようと、メイの所属するバービア(スイートハート)で引き続き飲むことにした。


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