帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

【バンコク留学生日記ケイイチ様風の】近況報告

バンコク留学生日記のケイイチさんの近況報告に触発されて、誰も興味は無いとは思うが俺の近況報告(2017年5月時点)をしてみる。



************************************

2017年5月現在、筆者はバンコクのはずれにある賃貸集合住宅で妻と子の4人で暮らしをしています。
タイに沈没した日本人としては平均的な貧困生活を送っています。数少ない友人たちには見放されもう誰も飲みに誘ってもらえません。今春、第二子となる女児が誕生し、ケイイチ様から見れば人生設計が出来ていない貧困日本人ですが、とうとう二児の父になってしまいました。
 
このブログをご覧になった方は意外に思われるかもしれませんが、結局、タイ人の女性と結婚することはありませんでしたがタイ人からも蔑まれる国の女性と結婚しました。
 
もし沈没中の自分に世間一般の日本人会社員と違うところがあったとすれば、将来にわたる安定した生活が絶望的なものとするため、留学中に出会ったタイ人の友人たちを見習って退職を恥辱なく繰り返してきたことぐらいのものです。その甲斐あって、労働条件は5年間で大幅に半減されました。
 
2015年からは東京にある上場企業のタイ現地法人の1年契約の使い捨て契約社員として勤務し、ひとり労働組合の幹事長を務めるかたわら、3K業界で危険と隣り合わせの業務に従事しています。
 
タイに沈没する前に経験してきた業界やそこで取り扱ってきた商品に共通点があるなど、職務経歴が求人要件と合致していたことで採用されたようです。
駐在員様たちは給料・待遇が世間並みと言ってあまり気にかけていない様子ですが、現地採用でも少ない給料が遅配すること無く全額支給され、希望すれば22時には退社出来るホワイト企業です。
諸手当が手厚いこともあり全社的な平均年収は上場企業のなかでも第3四分位(上位4分の1)に入っていますが現地採用はこの限りではありません。
 
この水準は、もっとも人数が多い中央値で比較すると、タイ国内におけるコールセンター雇用者の約2倍から約4倍にあたります。
バンコク留学生日記の近況報告に触発されて自身の近況を報告しましたが、決して人生設計が成り立っていない現地在住者ではありません。
 
将来に備えて毎回(月に2回)ロッタリーをお小遣いの許す限り購入し、1等を当てることを夢見て日々生活しています。
大好きだったバービアも控えつつ、サービス残業に精を出す毎日の沈没者にとってバンコク留学生日記の筆者であるケイイチ様は雲の上の存在だと認識しております。
 
ケイイチ様はタイで出会ったタイ現地採用の変な日本人に比べてご自身の境遇(正社員として大企業にお勤め)を誇示したいのだと思います。
なのでこの場を借りて絶賛しておきます。
 

まっとうに仕事をし、スキルを積み重ねて自己研鑽する現地採用日本人はフリーペーパー主催の懇親会などには出席しないのですが(変な人にからまれるので)そういった場に出席し、不快な思いをさせるような日本人に比べて、ケイイチ様は非常に優秀で素晴らしい日本人だと思います。

これからの更なるケイイチ様のご活躍をお祈りいたします。