帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

バービア依存症(1)

「依存症」とは、日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、特定の嗜好物質や行為にのめりこみ、それがやめられず自分の力ではどうにもならない状態のこと。

依存症といえばアルコールが代表的ではあるが、性的誘惑の多いタイでは様々な依存症が存在する。
今回はゴーゴーバー依存症と並んで、タイでは有名な「バービア依存症」について解説する。



「バービア依存症」とは
バービアに行くことで得られる快楽に依存し、バービアに頻繁に通うだけでなく日常生活での思考の中心にバービアがある状態のこと。
バービアに行きたいと言う衝動を抑えることが出来ず、生活上の責任(子守り、家の掃除、洗濯、嫁のマッサージ、嫁の愚痴の相手)などを放棄し、毎月のお小遣いの範囲を超えて嫁にお金を借りてまでバービアにのめりこむ状態のこと。


バービアで得られる快楽
置屋的な要素の強いゴーゴーバーにおいては機械的にセックスを提供するだけのビジネスライクな娘が多い。
それに対して会話やゲームで客の接待するバービアでは、性欲発散よりも擬似恋愛空間としてを楽しむことが可能だ。
そんなバービア嬢は「素人ぽいので良い」とも表現される。

肥満や加齢、体臭により恋愛をする機会を失って久しい中年男性にとってバービアで金を支払うことによって得られる「一時的な擬似恋愛体験」は格好の嗜好の対象となりえる。

そういう男性はもはや他の風俗では満足できず、バービアにのみ通うことになる。



バービア依存症の治療
「バービア依存症は病気である」ということをまず理解すべきだ。
依存症は心の病なので薬を飲んで治るわけでないし、手術で治るものでもない。バービア依存症そのものの治療としては、あくまで精神的な部分の治療がメインとなる。

 依存症において「完治する」ことは無い。出来るのは依存対象と上手に付き合えるよう自分をコントロールすることだ。
自分でコントロールできない重症患者に対して最も有効な治療法としてはバービアの多いタイを去り、日本に帰国することであろう。


次回はバービアに依存する、ある中年男性の事例を紹介する。
 
 
 
 
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