帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイでOL 緑バス82番

タイでOLには関係無いが、Google 検索にて「タイでOL」キーワードで、最低2ページ目にランクインするまで続けます。

タイでOLはそんけーするブロガーのイトゥーさんの毒舌ブログです。
内容はたいてい以下のものです。

・タイ人クソつかえねぇ(32%)
・日本人親父ちょーキモイ(13%)
・海外旅行行ってきました(8%)
・拍手お礼(47%)


前回の記事で緑バスの写真を載せましたが、82番の緑バスで遭遇したエピソードを紹介します。


82番バスはサムットプラカーンのタールアパパデーンから王宮広場まで行く経路です。
13年ほど前にサムットプラカーンのパパデンの安アパートで沈没生活を送っていた際に何度か利用しました。



休日出勤が続いてストレスが溜まっていたある土曜日のこと。日曜日も出勤だ。
したまにはタニヤのカラオケに行こうとその日は仕事を早めに切り上げたのだった。

着替えてシャワーを浴びても時間はまだ17時。カラオケ店が開店するまで時間がある。なので時間つぶしとして、いつもアパートの前を通る82番の緑バスの終点まで乗ってやろうと思い立った。

17:00ごろに始発点であるパパデンの船着場で緑バスに乗り込んだ。乗ってから20分たっても出発しない。まあ良いだろう。今日は時間がある。
17:30になってほぼ座席が埋まってきたころにようやく出発した。

出発してから500m走行したところで一時停止。ここはパパデン市場の中心部。なので客が乗ってくる。
バスがほぼ満員になっても出発しない。バスに乗り込んでから1時間近くたっても進んだ距離は500mである。
心配になってきたころにバスは出発した。

スクサワットの大通りに出るまで何度か停車し、第一関門であるBigCパパデンに到着した。
ここで大量の客が降りる。俺もたいていこのバスはBigCに行くためだけに使う。

BigCの前で買い物客を客待ちすること20分。バスは満員になってもまだ出発しない。
客待ちではなくてバスの運転手が買い物をしているのかと運転席を確認したくなるほど時間が経っても出発しない。
このバスの後ろに緑バスが2台止まっている。同じく客待ちだ。
前のバスが満員なので後ろのバスに客が乗り込みだした。しかしバスはまだ発車しない。運転手は馬鹿なのだろうか。

バスの乗車キャパシティーがいっぱいになって、ようやくBigCを出発した。現在の時間は19:00。乗車してから2時間近くになってきた。そろそろ降りてタクシーに乗り換えようかと思ったが、このバスの終点まで乗るという初志を貫徹するべく我慢した。

次の関門であるBigCラーンブーラナ。ここでも客待ちが続く。
もうすぐ20:00だ。タクシーならパパデンから20分かからないのに。

スクサワット通りは車が多く、遅々として進まない。しかしわずかに前の車が進んでスペースが出来ると、運転手はアクセルをいっぱい踏み込む。
そして前の車が止まると急ブレーキを繰り返す。
そのたびに満員の乗客は前後に揺さぶられる。立っている横に女子高生が居たなら良かったが、生憎ここは硬い座席の上だ。

バスに乗って3時間が経過し、尻が痛くなってきたころに車掌(ガパオ)の女性が客と口論しだした。後ろの方なので状況は良く分からない。

車掌が大声をあげると急にバスが止まり、運転手が座席まで来てノーモーションで乗客を殴った。

車掌に状況も聞かず、客とも口論せず、突然歩いてきて、立ち止まらずに客を殴り、すぐに運転席に戻って運転を再開した。口論したのがどの男かも確認せずに。
殴られた客も色黒の馬鹿っぽい男だった。殴られて意気消沈したのかおとなしく座っていた。

運転手はノースリーブのシャツに刺青が目立つ、目つきの危ない男性だった。怖い。



王宮前広場についたのは22:00を超えていたと思う。渋滞もひどかったが、客待ちが長すぎる。
どうせ夕方は1往復しか出来ないから極限まで客を載せようと言う考えだろう。

王宮前広場からタクシーでタニアについたのは23:00だった。
眠かったのでそのままタクシーでパパデンに戻ることにした。

折角の土曜の夜だったが無駄な時間を過ごしてしまった。

緑バス すげえムカつく


という以前に緑バスに夕方の渋滞の時間に始点から終点まで乗った俺も馬鹿だ。




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