帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

タイ沈没史第53話 鬼奴とアイス

鬼奴とアイス タイ沈没史第53話


公開日 2015年1月1日 見知らぬ占い師の助言で歳の近い相手を探すべく採用した38歳の椿鬼奴に似た女性に男はアプローチをする。  




以下の記事は2012年2月ごろの回想録です。


タイ沈没2,900日目ごろ


◎鬼奴とアイス

先日に俺のお嫁さん候補として採用決定した鬼奴(ウボンラチャタニー出身38歳)が2ヶ月後に入社予定だ。待ち遠しい。
しかしながらタニヤで新規開拓したお店「ユースマイル」のカラオケ嬢のアイス(自称チェンライ出身20歳)が気になるので会いに行くことにする。

アイスは小柄で肌はピチピチだ。自称としたのは年齢のことではない。出身地だ。
この娘のタイ語の発音が少しおかしく違和感を覚える。

キンカウルーヤン
という発音が
キーカールーヤー
である。

しかしアイスを持ち帰る分には関係ない。
アイスの肌は北方出身なだけあって白くてきめが細かい。
あそこも毛が少なく、形も非常に綺麗だ。パタヤで出会ったフォンに勝るとも劣らない逸材である。
なので心行くまで体を舐めまわさせてもらう。特に下半身を中心に。

この娘は明るい部屋で股を広げさせても嫌がらない。
股を広げ、さらに中身を指で広げてきれいなアソコを観察しながらアイスに「おしっこが出るのはどこから?」と聞いてみる。
アイスは嫌がらずに ここ! と指を指して説明してくれる。
指された場所を舌でなぞりながら「ここ?」と再度聞き返す。
このプレイは興奮する。

アイスはベテラン売春婦のようで長時間舐めまわしても濡れてこないので非常に清潔だ。
俺は相手が興奮したときに流れ出す臭い液体の臭いを嗅ぐと醒めてしまう体質なので非常に都合が良い。

3回目にアイスを連れ帰ったときにアイスから自分はミャンマーとタイのハーフで、国籍はミャンマー。生まれも育ちもミャンマーだとカミングアウトされた。
ミャンマー人だと嫌われるとアイスは心配していたそうだが、全く気にしない。
逆にミャンマー人の方が新鮮で良い。俺専属でずっと一緒に居ても良いぐらいだ。

その昔。かつて駐在員としてシンガポールで働いていたころにミャンマー人と付き合ったことがある。
関係を持った途端にストーカーのようになり1時間ごとに電話がかかってきたり、休日は俺の住んでいたコンドの前で待っていたりと少し嫌な思い出がある。ピンク色の乳首は良かったが。

アイスは必要以上に俺に接触することも無い。他にも常連客がいるようでよく連れ出されるようだ。
ライバル常連客に連れ出されてしまうと俺の悪い病気が出てきてアイスを独占したい気持ちになってしまうが、ちょうどそのころには鬼奴が入社してきた。

最初はなかなか鬼奴に話しかけられない俺だった。
しかし社内では俺が鬼奴を気に入っているという情報が駆け巡っているらしく、気を遣ったスタッフが鬼奴を含めた数人での食事に俺を誘ってくれてわざわざ俺の隣に座らせてくれた。

恐る恐る俺は鬼奴に聞いてみる。

今度、仕事終わりにでも食事に誘って良いですか?

いつでも!

新入社員としては上司の食事の誘いを断りづらいとは思うが、あまり気にせずにすぐさま食事に誘うことにした。

鬼奴はかなり酒が好きなようだ。結構飲む。なので週2のペースでビアガーデンに誘った。
鬼奴と酒を飲むのが楽しかったのでアイスからの来店催促のお誘いであろう着信は無視だ。

鬼奴と楽しく飲んでいたおれだが、徐々に鬼奴の言動が少しおかしいと気づき始めることになる。
鬼奴が普通ではないことに確信を持ったころにはアイスはユースマイルを辞め、電話番号を変えてしまった。

もったいないことをした。
その4年後にタニヤでふたたびアイスに出会ったが、そのときは相当くたびれて、俺的な賞味期限は過ぎていた。

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