帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

腹上死して生まれ変わってタイ人に38話

生産機械メーカーのタイ法人に勤務するユウイチは泥酔しながらも若いゴーゴー嬢をホテルに連れ込み行為の最中に突然死してしまう。

死んだはずのユウイチは目覚めたとき、タイ人中学生の【アット】になっていた。

第1話はこちらから
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第38話 コーンゲェン大学生日記3



「わたしは一生懸命勉強してやっとコンケン大学に入学できたの。出来ることならこのまま卒業したい。
でもお姉さんが妊娠してしまったから送金してもらえなくなると、このまま学生生活が続けられない。」


午後22時40分、コーンゲェン大学近くのカンポックプック通りにある学生寮の一室のベッドにて友人の苦労話を聞いている。

エロマッサージなのかマッサージパーラーなのか分からないが、スペシャルな要素のあるマッサージ師としてカラシンにある友人一家を養い、さらに友人の大学の学費や生活費まで援助していたお姉さんが妊娠して働けなくなったそうだ。

お姉さんを妊娠させた相手については分からないそうだが、色が黒くて酒癖が悪そうな馬鹿なタイ人男性だと思う。

友人は折角入学できたコンケン大学を退学して働かなけらばならない危機に瀕している。



タイにおける1995年時点の大学進学率(4年生総合大学以外は除く)は20%程度。
4年生総合大学の中でもコーンゲェン大学は歴史がありタイの大学五指に数えられる名門大学にその友人は通っている。


タイの東北部(イサーン地方)はバンコク近郊に比べて貧しく、彼女のように子弟に高等教育を受けさせることの出来る家庭は少ない。

高等教育を受けられれば技術者や総合職社員として有名企業にそれなりの待遇で入社することが出来る。
しかし今回の友人のように経済難から高等教育をあきらめてしまえば一生ワーカー(労働者階級)として一生最低賃金に毛が生えた程度の収入しか得られない人生が待っている。


両親からの援助が全く受けられず(泣)自力で学費や生活費をかせぎながら大学に通っている僕はこの友人に援助を申し出るような経済的余裕は無い。

せいぜい割の良いアルバイトを紹介して励ますぐらいしか出来ない。



酔って泣きながら愚痴を言う友人に辟易しながらも、3か月に及ぶ禁欲生活の欲求不満は解消され切っていない僕は、友人のブラウスのボタンを外して胸の谷間に顔をうずめる。

僕にとってこの友人は単なるセックスのパートナー以上のものではないが、こちらの都合で呼び出しても嫌な顔ひとつせずおっぱいやお尻を揉ませてくれる友人がこの大学から去ることになるのは忍びない。


ここで僕は友人に一つの提案をした。


「せっかく苦労して入った大学なんだ。何が何でも卒業するべきだと思うよ。

大学の長期休みを利用してバンコクでお姉さんが働いていたような割の良いアルバイトしてでも大学を卒業すべきだ。

君は大学の日本語学科で勉強しているんだろ?
その日本語を活かしてバンコクで日本人が多く利用する店舗で働けばいいじゃないか。」




次の長期休暇までの学費や家賃・生活費については僕が友人に貸すことにした。
次回の長期休暇は友人と一緒にバンコクに向かい、スゥィーロム通りにある日本人向けカラオケ密集地帯のお店でも紹介しよう。


しばらく友人と話をした後、壁に手をつかせたまま立ちバックで後ろから挿入しておっぱいを後ろから揉みながら気が済むまで腰を振ってから寝た。


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