帰国したタイの変な日本人

バービアを愛した中年デブの元タイ沈没者がタイを想ってタイを舞台にした小説のようなものを書いてます。

痛い同年代

バンコク週報の求人サイトより引用

44歳男性求職者

タイで働きたい理由 動機
タイは同じアジア圏の中で、特に注目すべき成長国の一つであり、
日本とも交友の歴史は古く、又、親日国でもあります。
 仏教国であり、シャム王国の時代からの王政であり、国民は、国王を大変尊敬してらっしゃいます。その点は、精神的な部分で根底にあるものが、天皇制がある日本と非常に近く、国民性は近いものがあると考えています。

 私は、不動産関連の資格を多く身に着け、不動産で身を立てたいと思っております。現在は司法書士土地家屋調査士法人に在職しながら、所有権移転業務関連や不動産調査等を中心に業務に従事しておりますが、最終的には営業に戻り、不動産取引のスペシャリストになる事が、目標です。
 所が、転職活動で年齢がネックになり、転職が思い通りに進みません。

 私は思いました。「だったら、狭い日本ではなく、世界に目を向けてはどうか!」と・・・。
 現在タイ国内における、在留邦人4万人以上、これは私が現在在住する大阪府下で言うならば、堺市美原区の総人口と同じだけの日本人がいるという事になります。
 在留邦人の方々は、現地に諸処事情で住まいを探す人達も多々いると聞き及びます。そんな方々の現地での住まい探しのお手伝いを出来れば、これぞまさしく不動産のスペシャリスト。
 何も、狭い日本にこだわる必要はないと考えました。

以上求職サイトより引用


自己PRとは
自分が雇ってもらえる可能性のある企業の経営者もしくは責任者、人事担当者が見て興味を引く内容であるべきこと。

まず自分の経験・能力を端的に述べ、タイで働く熱意をアピールすべき。


この文章の痛いところ
まず日本で転職先が無いことを白状している。日本で転職先が無いのにタイではあるわけ無い。
在留邦人が4万人を超えたのは残念だが2006年。インターネット検索能力の無さも露呈している。

20年以上も不動産業に関わってるなら自分でスペシャリストと言い切れよ!
20年働いてスペシャリストをまだ目指しているか?それ以前に

不動産調査等を中心に業務に従事しておりますが、最終的には営業に戻り、不動産取引のスペシャリストになる事が、目標です。

ところでお前の現時点ってどこ?営業?まだ営業に戻ってない?ところで営業経験あるの?

狭い日本にこだわらない必要が無いと考えましたで締めるのも ちょっとねえ。
おまえのこだわりはこの際論外。日本に比べてバンコク日本人社会はもっと狭い。



添削した自己PR文
注目すべき成長国であり在留邦人が6万人を超えるタイで新たな挑戦をしたいとタイでの就職を希望しております。
タイでの経験はありませんが、日本の不動産業界にて営業および所有権移転実務、不動産調査業務などに合計20年の経験があります。
タイでは新たに勉強することばかりかと思いますが、日本での不動産のスペシャリストとしての経験の一端がお役に立てればと考えます。

地元大阪の堺市美原区とおなじだけの日本人のいるタイでは日本人向けの不動産業を中心に今のところ日本語しか出来ない自分でも、お役に立てる企業様があるかと存じます。
不動産のスペシャリストとしてタイでもスペシャリストと言われるようにタイ語の習得およびタイ人のマネージメント技術を磨くべく誠心誠意励む所存です。